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田中としゆきのWebページ


 三重県議会議員時の活動報告

平成17年3月議会における一般質問の質問及び答弁について、その全容をご報告いたします。


平成17年第1回定例議会報告
  1. 北勢地域における産業・経済政策について
    (1) 産業構造の高度化と仮称「エコ・エネバレー」構想
    (2) 産学官コーディネーターの設置(「一般職任期付職員」制度の活用)
    (3) 雇用政策
    (4) 産業観光
    (5) JR四日市駅高架化事業
  2. 科学技術振興センターについて
  3. 自動車リサイクル法の影響について
  4. 三重県流「教育改革」について
    (1) 学力低下の原因と対策
    (2) 真の教育先進県を目指して

1

 北勢地域における産業・経済政策について
田中 俊行

 議長から御指名をいただきました、四日市市選出、新政みえ所属の田中俊行でございます。いよいよ一般質問の最終日、最終質問者となりました。今年はとり年でもありますし、トリを務めさせていただくことを大変光栄に思っております。

 ただ、先ほどは「立つ鳥、跡を濁さず」の言葉どおり、木田議員の方からさよなら質問もございましたし、最後の質問者ともなりますと、質問テーマが相当重なることも多く、ネタの方も鳥がら状態になっておりまして大変困っておるんですけれども、できる限り違うテーマ、違う視点で質問をいたしますので、答弁の方はしっかりと身のある答えをお願いしておきたい、こんなふうに思います。

 今議会は、主に平成17年度の予算を審議する、いわば予算審議のための議会でありますけれども、三重県の予算は、御承知のとおり、県下の経済動向や三位一体改革等の影響を受けて、一般会計が5年連続の減少、11年ぶりに7000億円を割り込むという大変厳しいものになっております。

 給料も削減、人口も子供の数も減少、世の中、減るものばかりでありまして、今年増えたものといえば、花粉の飛散量ぐらいのものですが、実は私も小学校以来、1等賞とか、2等賞とか、そういう賞というものをもらったことがありませんけれども、毎年、花粉症だけはいただいております。

 少し話はそれるんですけれども、林野庁が都道府県に対しまして、花粉症対策の一環として、杉、ヒノキを間伐する際は、花粉を出す雄花が多い木を中心に切るよう、そういう通達を出したと聞いております。ぜひ三重県でも、雄花の多い木をできる限り優先して間伐するように御要望をさせていただきたいと思っております。

 それでは、本論の方に戻りますけれども、厳しい財政状況の中で、県民満足度の高い県政を運営していくということは並大抵のことではありません。むだな歳出を最大限カットしながら、一層の選択と集中を図ること、そして、将来の税収アップにつながる道を懸命に模索していくことが肝要であります。そうした観点から、21世紀のリーディング産業をこの三重県の地にしっかりと根づかせることが極めて重要だと考えます。

 そこで、第1のテーマは、地元のことで恐縮でありますが、三重県経済の牽引車たるべき、四日市市を中心とする北勢地域における産業・経済政策についてお伺いをいたします。

 午前中、木田議員の方から南勢地域への企業誘致についての質問がありました。私も重要な課題として、共通の認識は持っております。しかし、ここ10年来、北勢の県民の方や企業の方に、北勢に県政なしという言葉を時々聞くことがございます。北勢の方にも県政の明るい光を当てていただきたい、こういう思いで質問をさせていただきます。

 四日市市の臨海工業地帯は、今、大きな産業構造の転換期を迎えております。石油化学コンビナートでは、従来のいわゆる基礎素材産業から高付加価値型のファインケミカルへの流れと、長年培った経験や技術、ノウハウ、人材、そうした資源を生かしつつ、燃料電池、バイオ、環境リサイクルといった新しい産業や新しい事業への転換への流れがあります。

 前者の例としましては、産業再生特区の成果の一つとして、昭和四日市石油がこの1月に操業を開始しました脱硫ガソリンの製造装置のプラントや、あるいはJSRの液晶フィルム、また半導体材料などがあります。

 後者の例といたしましては、コンビナートの生産工程を通じて水素が大量に発生するという優位性や、特区の規制緩和を活用した燃料電池の実証試験や研究開発施設の誘致の動き、あるいはOA機器のリサイクルを行っております株式会社リサイクルテック中部の事業、来月に操業開始予定であります家電製品のリサイクルを行う中部エコテクノロジー株式会社の事業、また、化学製品自体のリサイクル構想等々がそれに当たると思います。

 こうした石油化学コンビナートの二つの大きな流れ、いわば産業構造の転換と高度化への動きを受けて、究極のクリーンエネルギーである燃料電池を初め、将来性のある有望な産業を定着させるため、他地域の追随を許さない突出した事業環境を整備して関連企業の集積を図っていくことは、将来の税収アップも含めて、三重県の持続的な発展を確かなものとする最も有効な政策だと考えます。

 私は、このエコロジー、エネルギーの両産業の集積を仮称「エコ・エネバレー」構想として、新たに県のバレー構想の中に位置づけて、ICETTや後背地のいわゆる加工組み立て産業の連携を視野に入れ、既存のシリコンバレー、クリスタルバレーとの強い産業ネットワークを図りながら推進をしていくこと、これが県の最重要課題の一つとして取り組むことを強く県当局に求めたいと思いますが、知事、いかがでしょうか。「エコ・エネバレー」の命名権を売り買いするつもりはありませんけれども、知事の御見解と取組姿勢をまずお伺いしたいと思います。

 関連して、重点プログラムの新年度事業の中に、地域産業クラスター形成による石油化学コンビナート再生アクションプログラム、非常に長い名前ですけれども、こうしたプログラムの策定、並びに臨海工業地帯を中心とする北勢地域において、新たな産業の展開や新事業の創出を促進するための新しい方策を講じるとありますが、この新しい方策とは一体いかなるものか、現時点でどのような具体的な事業を考えておられるのか、お示しをいただきたいと思います。

 また、こうした大きな構想をスムーズに推進していくためには、産学官の連携とネットワークの形成が非常に重要になってまいりますが、そのキーマンとなる人材の確保も必要です。

 そこで、高度専門的な行政課題に対応する人材を即戦力として採用する、いわゆる一般職任期付職員制度を活用してみてはいかがでしょうか。三重県は既に条例を制定済みでありますが、採用実績はまだないと聞いております。この際、民間企業のOBで、北勢の産業・企業動向に詳しく、行政や研究機関との連携ネットワークを軌道に乗せていく、そうした能力を有した人材を登用し、産学官コーディネーターとして活躍していただく、そんな体制をつくっていただくことを提案したいと思います。

 次に、少し視点を変えまして、雇用政策について伺います。

 私の提唱する「エコ・エネバレー」構想とも密接な関連を持つクリスタルバレー、シリコンバレー構想と、その両方を担うところの亀山市のシャープ第1、第2工場、四日市市の東芝の新製造棟、桑名市多度町の富士通の新工場、こういった世界的な大企業のおのおの1000億円単位の大変大きな設備投資がこの三重県の地で最近続いていることは、県民の一人として大変喜ばしい限りであります。

 しかしながら、経済効果の割には地元の人材の雇用がいま一つということもよく聞かされます。また、採用があっても、パート、アルバイト、臨時のケースが多いとも聞いておりますが、果たして実態はどうなっているのか、数字のデータもあわせてお尋ねをいたします。

 また、工場建設など設備投資の際に、県として地元の人材採用についてどのような働きかけをしているのかということも伺っておきたいと思います。

 次に、北勢地域の産業観光について質問をいたします。

 そもそも観光産業とは、人が訪れて、交流し、その地域でお金を使ってくれて初めて意味があり、幾ら観光でも、閑古鳥が鳴いているような状態では何もならないわけであります。いかに集客をし、訪れる人に満足して帰ってもらうか、リピーターを増やすか、その仕掛けづくりがキーポイントとなります。

 その仕掛けづくりの一環として、これまでは四日市市を中心とする北勢地域では、商工業都市と、こういうイメージが強かったわけですけれども、地域の産業と文化を観光に結びつけた、いわゆる産業観光、観光産業と字が入れかわったわけですけれども、全く違う概念を持っております。この産業観光という新しい分野が芽生えつつあります。

 代表的な地場産業である萬古業界の若手の意欲的な取組や、ごく最近の四日市市の商工会議所による産業観光モデルコースづくりなども、新たな動きとして注目をされております。これまでの貴重な地域資源である湯の山温泉、関宿等と萬古焼き体験やコンビナートの幻想的な美しい夜景などの産業資源を結びつけた産業観光ネットワークを築くことが、地域の活性化や、知事の言われる文化力のアップにつながると考えます。

 今後、県として、民間の動きへの支援も含めて、産業観光にどのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。セントレアの開港にあわせて、北勢にもぜひ観光客の誘致を図っていただきたいと思いますが、「そんなことセントコヤ」と言わずに、積極的なお答えを期待いたします。

 北勢地域の産業経済政策の最後の項目として、JR四日市駅高架化事業について伺います。

 強靱な産業構造を築き上げ、北勢、ひいては三重県が発展をしていくためにも、あるいは産業観光で人を呼び込むためにも、人の流れる動線をつくる、いわゆる交通インフラの整備は欠くことのできないものであります。

 そんな中で、最近、四日市市が近鉄四日市駅周辺の中心市街地と四日市港をストレートに結ぶJR四日市駅連続立体交差化事業の一時休止を解除し、県など関係機関との調整を再開する方針を明らかにしたのは、御承知のとおりであります。高架化事業の事業主体である県は、これを受けて、今後どう取り組んでいくおつもりなのか、お聞かせをいただきたいと思います。

 ここで一たん区切って答弁を求めます。

 〔知事 野呂 昭彦君登壇〕

野呂 昭彦知事

 私の方から、石油化学コンビナート企業の構造転換ということについて幾つかお話ございました。この点、お答え申し上げたいと思います。

 四日市の臨海部工業地帯の石油化学コンビナートを中心といたします基礎素材産業につきましては、施設の老朽化等によりまして、高コスト化であるとか、あるいは生産性が低下するというようなことで、これは国内コンビナートでいろいろ新鋭プラントを備えたところがありますけれども、そういうところと比べまして、競争力というものが低下をしてきておると言われております。このような状況が続きますと、技術であるとかノウハウ、人材、施設等といった産業集積そのものも散逸してしまう、あるいは、四日市市及び三重県の経済にとりまして大きな打撃となるというようなことが考えられます。

 こういうことから、平成15年の4月に技術集積活用型産業再生特区というのが国の第1号の認定を受けまして、それ以来、当地域におきまして規制の特例措置を活用いたしました様々な取組が行われてきております。その具体的成果の一つとして、平成17年の1月に昭和四日市石油の製造プラントというものが操業開始をしております。

 四日市臨海部工業地帯が持ちます基礎素材産業の強みを生かしまして、ファインケミカルであるとか、医薬品、バイオ等の高付加価値分野への展開を促進いたしますとともに、有望な産業として期待をされております燃料電池、水素関連産業を初めといたします環境エネルギー産業というものを、21世紀のリーディング産業として育成をしていきたいと考えております。

 このため、地元企業、大学、四日市市並びに県が連携をいたしまして、アクションプログラムを策定いたしまして、四日市臨海部工業地帯を中心とする北勢地域におきますところの既存産業と次世代産業の融合を図りまして、新たな産業クラスターの形成を目指しておるところです。

 なお、「エコ・エネバレー」というような御提案の構想につきましては、これは現在進めております産業集積と同じ方向にあると、こういうふうに考えておりますけれども、その名称につきましては検討課題とさせていただいたらと、こう思います。

 残りにつきましては、担当部長の方からお答えを申し上げます。

 〔生活部長 宮村 由久君登壇〕

宮村 由久生活部長

 北勢地域におきますところの雇用政策についてお尋ねがございました。

 まず、シャープ亀山工場と企業の大規模な設備投資に伴う雇用の状況でございますけれども、シャープ亀山工場では、現在、約80名の県内出身者が雇用されておりまして、さらに関連企業におきまして、約3000名の県内出身者の雇用にもつながっているところでもございます。

 また、本年4月から増設いたしました施設の稼働を行う富士通三重工場におきましては、現在、約30名の県内出身者が雇用されております。さらに、本年秋以降に増設施設の稼働を行います東芝四日市工場では、稼働後、当面は企業全体の人員配置の中で対応されるとのことでありますが、両工場とも、今後生産体制の充実等に応じまして新たな雇用を検討される予定であると聞いております。

 このように、各工場とも地元雇用に取り組んでいただいておる状況でありますが、県といたしましては、さらに関連企業における地元雇用の確保についても努力をしてまいりたいと考えております。

 このような中で、企業が求める即戦力となります人材の育成が重要でございますから、例えば県立高等技術学校でシャープ進出時に液晶関連カリキュラムの創設をいたしましたように、企業ニーズに対応した教育訓練の充実や県立工業高等学校等における先端技術にかかわる基礎的教育の充実などに取り組んでまいりたいと思っております。

 また、国と連携をいたしまして、現在、北勢地域におきまして、官民が一体となって雇用のミスマッチの解消などの雇用対策に取り組んでおります北勢地域求職活動援助事業の展開の中で、商工会議所のネットワークを活用した求人情報の収集や求人開拓、あるいはハローワークとの連携による就職面接会などの開催を積極的に進めまして、地元雇用を促進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

 〔農水商工部長 石垣 英一君登壇〕

石垣 英一農水商工部長

 私の方からは2点お答えをいたします。

 まず1点は、北勢地域における産業・経済政策につきまして、産学官コーディネーターの設置、特に一般職任期付職員制度の活用はどうだというお話がございました。お答えをさせていただきます。

 県内企業の技術の高度化を図るとともに、燃料電池を初めとした新分野への事業転換を促進するため、産学官のネットワークの構築は大変重要だと考えています。このため、しあわせプラン重点プログラムにおきまして、知的ネットワークの形成を目指した取組を進めておりまして、現在まで三重大学を初めとした高等教育機関や、国、県等の研究開発機関の研究者、企業経営経験者などのネットワークを活用しまして、燃料電池実証試験や鈴鹿市のエコタウン事業採択などに努めてきたところであります。

 今後も、国等の研究開発プロジェクトの誘致や、平成17年度に策定する石油化学コンビナート再生アクションプログラムを実施段階に移していくためには、まさに専門的知識、あるいは様々なネットワークを持ったコーディネーターの人材登用がまさしく重要と考えております。御提案の一般職の任期付職員の採用制度につきましても、今後検討してまいりたいというふうに考えております。

 もう1点でありますが、北勢地域の産業観光の取組に対して県はどのような支援を考えているのかということでございます。

 まさしく産業観光は、産業施設あるいは生産活動そのものを地域の魅力としてとらえ、観光資源として活用する集客交流であります。近年は観光客のニーズが多様化していることから、新しい観光のあり方として非常に注目されています。本県でも、三重県観光振興プランの中で観光地の魅力づくり戦略として産業観光の推進を位置づけています。

 北勢地域は、議員御指摘のありましたように、萬古焼きに代表される地場産業を初め、自動車産業とか石油化学コンビナート、あるいは電気機械産業といった多くの産業の集積がありまして、産業観光の潜在力を持つ地域と考えられます。この地域では、四日市や商工会議所、あるいは意欲のある企業による産業観光の取組が今もう既に始まっております。その積極的な展開が今後期待されるわけであります。

 この流れは、北勢地域だけではなくて、例えば伊賀のモクモクファームであったり、津市の食品産業のところが、企業の方々に、いろんな一般の方々に産業観光として見ていただくという取組もいろいろ始まっております。

 県としましては、17年度から産業観光支援事業としてセミナーの開催、あるいは企業による、産業観光に取り組みたいという企業の方々の研究会の立ち上げなどで、企業の柔軟なアイデアと自主的な取組による産業観光を推進していくこととしております。

 以上です。

 〔県土整備部長 長谷川 寛君登壇〕

長谷川 寛県土整備部長

 JR四日市駅高架化事業につきまして御答弁申し上げます。

 これまでの経過から申し上げますと、JR四日市駅周辺鉄道高架化につきましては、平成8年に、県、四日市市、JR東海、JR貨物の4者が構成いたしますJR四日市駅周辺鉄道高架化調査検討会を設置いたしておりまして、鉄道高架計画の策定に向けた調査、協議が行われておりました。

 しかし、四日市市が平成14年8月に鉄道高架計画を含むJR四日市駅周辺活性化事業の一時休止を表明したことを受けまして、鉄道高架化調査検討会での協議検討もそのときから一時中断しておりました。

 このような中、本年1月に四日市市長がJR四日市駅周辺活性化事業の一時休止を解除して、事業の方向性を検討し、平成20年度には最終的な意思を決定すると表明したことにつきましては、新聞報道等で承知しているところでございます。

 県といたしましては、JR四日市駅高架化事業につきまして、今後、四日市市のJR四日市駅周辺活性化事業による新しいまちづくりの計画の検討状況を見守って判断していきたいと考えるところでございます。

 なお、四日市市内では、近鉄名古屋線川原町駅付近連続立体交差事業が平成17年度に着工準備箇所として事業採択されることから、県といたしましては、当連続立体交差事業をまずは重点的に推進してまいりたいと考えるところでございます。

 以上です。

 〔田中 俊行君登壇〕

田中 俊行

 ありがとうございました。

 知事の方からは、「エコ・エネバレー」構想、名称はともかくとしまして、私が提言したこの構想と同じ方向で北勢の産業構造の高度化に支援をしていくと、そういう力強い御答弁をいただきました。同じベクトルに向けて、強力に今後も推進策を図っていただくように、改めてお願いをしておきたいと思います。

 これからの産業振興のキーワードは、私は集積と連携だというふうに思っております。そのことを念頭に、常に、県がやるべきことは何かということを見きわめて、素早く、的確に対応することをお願いしておきたいと思いますけれども、その一環として、国の支援を引き出して、日本の中の一大産業拠点として認知をしてもらうという、このことも大変重要だというふうに思います。

 例えば、他業種の連携を対象としておりますいわゆるコンビナート・ルネッサンス事業、2006年から始まるリング3に対して、県としてどう取り組んでいかれるのか、そのことをお尋ねしておきたいと思います。

 それからもう1点、やはり国の支援ということに関連をして、NEDの燃料電池の研究開発事業、これの誘致を県は目指しているというふうに聞いておりますけれども、実現の見通し、現時点でお示しをいただければというふうに思います。

石垣 英一農水商工部長

 まず1点目のリング3でございますが、これは国の方が、平成12年度から石油化学コンビナートを国際競争力のあるコンビナートとして構築していくために様々な取組をしておりますが、平成18年度から20年度まで、リング3という形のものが始まってまいります。特に、コンビナートの集積メリットを最大限生かしまして、より広範囲な企業や地域での連携拡大による高度な統合を目的としてこれは進められる予定であります。

 私どもは、今、四日市コンビナートの中におきましては、複数社がこれについて今内部で検討されているという形を聞いておりますが、今後具体的な提案がまとまりましたら、県あるいは市と一体となりまして、国の方に要望してまいりたいというふうに考えております。

 あと、国のプロジェクトでございますが、まさしく21世紀のリーディング産業として、国の方も水素社会に向けた燃料電池は新しい産業政策として取組をしております。国の方も今、様々なプロジェクトの用意をされておりますが、今後、私どもが確固たる競争力を持って優位性を保つということになりますと、やっぱり国プロジェクトの誘致が必要であると思っております。

 今後、国等の公募等の流れを見ながら、当然、国の方に要望していきたいというふうに思っております。特に、国の研究開発プロジェクトの誘致に向けて積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 以上です。

 〔田中 俊行君登壇〕

田中 俊行

 ありがとうございました。

 時間の関係もありますので、次のテーマに移らせていただきます。

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2

 科学技術振興センターについて
田中 俊行

 次は、科学技術振興センター、以後、省略してセンターと呼ばせていただきますが、この科学技術振興センターについてお伺いをいたします。

 センターは、平成10年4月に、農業、林業、水産業、工業などの試験研究機関を一元化して発足したわけでありますが、それだけに、多様な産業の連携による新しい産業価値の創出をサポートする研究機関としての役割を期待されているところであります。

 組織替えして発足後、7年を経過して、最近は特許の取得も目立つようになってまいりましたが、これまでの成果は何か。また、それをどのように評価しておられるのか、まずお伺いをいたしたいと思います。

 一方で、一元化したことによる新たな課題も生じてきております。つまり、行政の関係部局が多数にわたっておりまして、果たして連携は十分にとれているのでありましょうか。例えば農業研究部が開発した技術は、農業改良普及員に適切に伝えられているのかどうか、そういうことであります。

 また、センターは、北は桑名市にある金属研究室から、南は御浜町にある紀南果樹研究室まで、分室を含めて、県内17カ所に分散されているとのことでありますが、研究員相互のコミュニケーション、情報交流は円滑に行われているのでありましょうか。こうした課題も含め、センターの課題をどうとらえて、それにどのような対応を行ってきたのか、あわせてお伺いをいたします。

 最後にもう1点、文字通りの科学技術振興策についてもお尋ねをいたします。

 科学技術は、言うまでもなく、資源の乏しい日本の国にとって、産業や経済を支える最大の財産であり、科学技術の振興こそが長い閉塞感と不況を打開する大きなかぎを握っていると、こう言っても過言ではありません。

 そこで、単に試験研究を行うだけではなくて、科学技術振興政策の実施機関として、あるいは産業政策の一翼を担うべき機関として、どのような取組を行っているのか、新年度はどのような事業を考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

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3

 自動車リサイクル法の影響について
田中 俊行

 次に、自動車リサイクル法の影響についての質問に入ります。

 この新しい法律が今年の1月に施行されたことは、御案内のとおりであります。廃棄自動車の不法投棄をなくし、リサイクルを推進して、資源循環型社会を目指すという法の趣旨は私もよく理解ができますし、評価をするところでもあります。

 しかしながら、この新法の施行によって営業の継続が困難になっている中小零細の解体事業者が相当数あると聞いております。つまり、新法で屋根付きの構造物、建屋の設置が義務づけられたことで、それまで市街化調整区域で営業していた事業者は、原則として調整区域では建屋が建てられないことを定める都市計画法や建築基準法といった法律の壁に直面することになり、厳しい選択を迫られております。

 建屋を建てるかわりに、多額の設備投資をして油水分離施設をつくるか、それとも調整区域以外の土地に移るか、あるいは廃業するか、まさに生活権をかけた岐路に立たされているわけであります。

 不良不適格業者に対しては厳しい対応をしなければなりませんが、善良な事業者が新法によって営業の継続を断念せざるを得ないような状況に追い込まれるのを黙って見ているのは、県行政としていかがなものかと、こんなふうに考えます。法を遵守しながら、善良な事業者が営業を続けていけるよう、県としてどのように対処するのか、お伺いをいたしたいと思います。

 また、調整区域の開発行為については、平成13年5月2日付の国土交通省開発許可制度運用指針において、画一的な運用ではなく、条例や審査基準の制定等を通じて、地域の実情に応じた運用を行うこと、調整区域における屋根等の設置については、解体業の許可を行う部局は開発担当部局とも十分調整をしつつ、適切に判断することが必要とされておりますが、この点については県当局としてどう対応されているのか、あわせてお聞かせをください。

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4

 三重県流「教育改革」について
田中 俊行

 次に、最後の質問テーマである、三重県流教育改革についてお伺いをいたします。

 このテーマにつきましては、過日、既に何人かの議員さんの方から質問がありましたが、私なりの切り口で持論を述べさせていただき、教育委員会の考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 昨年の暮れ、OECDが加盟国の15歳を対象に実施した学習到達度調査の結果が発表され、愕然としたのは私一人ではないはずです。日本の子供の学力が明らかに低下しているからであります。前回、3年前の結果と比べても、科学的応用力は2位と変わりませんでしたが、数学的応用力は1位から6位へ、読解力は8位から14位へと大幅に急降下しております。私は、この読解力の低レベル化が一番大きな問題だと考えております。なぜならば、読解力とはすべての学力の基礎であり、自ら考える力が衰えたことにつながるからであります。

 こうした状況を踏まえて、学力低下の原因を追求し、それを除去する適切な対策をとることは、資源の乏しい日本の国が国力を維持し、向上させていくための、まさに急務だと言えるでしょう。

 そこで、まず教育委員会にお尋ねしたいのは、三重県下の児童・生徒の学力の実態を調査し、把握しておられるのかということであります。把握しているのであれば、それをどう評価しているのかもあわせてお伺いをいたしたいと思います。

 次に、メーンテーマである学力低下の原因分析と対策であります。

 そもそも学力とは一体何でしょうか。人によって様々な解釈があるでしょうが、私は、実社会でたくましく生きていく上で必要な力の基礎となる様々な学習能力とその成果、すなわち習得した知識や知恵を生かしながら、自ら考え、自ら問題を解決していくための読解力、論理的思考力、表現力などを指すものと考えております。

 学力の低下傾向に歯どめをかけ、そうした意味での学力を向上させていくためには、三重県としても真剣に原因を究明し、その対策を講じなければなりません。私は、文部科学省が次から次へと目先を変えて、方針を変更して、子供たちを直接指導する教育現場を混乱させ、結局、知識や知恵を質量ともに低下させたこと、ゆとり教育も中身が中途半端、総合的な学習も本来の趣旨を十分生かし切れない状況に追い込んだことが、その背景にあると考えております。そういう意味で、現実を把握せず、机上の論理を現場に押しつけた文部科学省の罪は大変重いと断ぜざるを得ません。

 一方で、昨今の刺激的な情報のはんらん、今さえよければいい、自分さえよければいいという薄っぺらい人生観の横行等々、大人社会の悪影響も多分にあるのではないでしょうか。こうした傾向を少しでも打破して、真の学力を向上させる対策として、私なりに三つの方策を提案したいと思います。

 その一つは、まず子供たちに、何のために勉強するのか、なぜ掛け算の九九や漢字を理屈抜きに覚えなければならないのか、その根本的なところから教え、大げさに言えば、人生の目的意識を持たせることであります。そのことが、勉強しなくなった子供たちや、やらされて仕方なく勉強している子供たちに、勉強するということの意義を理解させ、学習意欲を高め、学力の向上につながると、こう確信をいたします。

 二つ目は、学習内容の徹底した検証と見直し、そして創意工夫であります。学習指導要領という大枠はありますけれども、その中で最大限、三重県流に見直すこと。例えば国語の学習においては、文豪の名文を暗唱したり、理科の学習では、科学する心を育てる体験学習をしたり、あるいは総合的な学習では、音楽や美術など、すぐれた芸術作品を鑑賞して、その表現するところ、感じたことを文章に書かせたり、私が思いつくだけでも様々なことが考えられます。

 三つ目には、子供たちに学習内容の本質をいかにわかりやすく教えるか、指導方法の改良・改善であります。子供たちの関心を引き、興味を持たせ、学習効果を最大限に高めるために、全国の学校、予備校も含めてでありますけれども、特色ある指導方法を研究し、市町村との協働のもと、三重県独自の基本的な指導マニュアルを確立することだと思います。

 以上、私なりの学力低下の現状分析と対応策について、一端を述べさせていただきました。そのことに対するコメントも含め、真の教育先進県を目指した独創的な教育改革案と取組をお伺いしたいと思います。

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井藤 久志環境森林部長

 それでは、私の方から自動車リサイクル法の関係について御答弁申し上げます。

 自動車リサイクル法につきましては、本年1月から完全施行されておりまして、使用済み自動車の解体等を業として行う場合は許可が必要となります。既存事業者につきましても、許可を取得せずに事業を行うことができなくなるということになりました。

 この許可の要件の一つに、施設に係る基準がございまして、雨水等によりまして廃油とか廃液の流出を防止するための屋根とか覆い、または油水分離装置の設置が義務づけられております。したがいまして、施設基準に合致しない場合におきましては、新たな設備投資が必要ということになります。

 これらの当該事業者に対しての支援につきましては、従来から制度化されております中小企業融資制度におけます環境保全資金の活用が可能でございまして、同法の施行に伴いまして融資要綱を改正したところでございますので、この制度の御活用をよろしくお願いしたいと思います。

 なお、他法令との調整につきましては、事業者が適切な指導・助言が受けられますよう、それぞれの法令を所管する部局と情報を共有して対応しておるところでございます。

 以上でございます。

 〔県土整備部長 長谷川 寛君登壇〕

長谷川 寛県土整備部長

 自動車リサイクル法の市街化調整区域における許可につきまして御答弁申し上げます。

 自動車リサイクル法の施行に伴い、解体作業場等には環境改善のために屋根等の設備を設けることが必要になりました。このことを受けまして、市街化調整区域におきましての取り扱いといたしまして、御所見の開発許可についての運用通知に対応して、主に4点の許可の基準を定め、これに該当するものについては許可することといたしております。

 その1点といたしましては、自動車リサイクル法による解体業の施設基準が公布された日、平成15年8月5日でございますが、その以前からその場所で自動車解体業を営んでいること、それから2点目は、自動車リサイクル法の許可を得ることのできる屋根等の施設を整備すること、それから3点目は、立地に問題がないと市町村が認めること、それから4点目は、既存の敷地を拡張しないこと、この四つの要件を具備しますと、市街化調整区域において屋根等の設置を設けることができ、業をしていただくことができることになっております。

 以上です。

 〔総合企画局理事 石川 裕一君登壇〕

石川 裕一総合企画局理事

 科学技術振興センターについて2点御質問がありましたので、お答えいたします。

 まず1点目の、センターが創設されてからこれまで、どのような研究成果を上げたのか、また、どのように評価しているのかと。それから、運営上の課題、特に連携の問題等、17カ所に分散しておるということについて、どのように認識しておるかというお尋ねでございますが、まず、センターは、議員の御発言にありますように、平成10年に創設されて、丸7年経過したということで、いわゆる分野横断型の組織として一元化されたことによりまして、予算、人員などの資源を集中投入することが可能となったということから、センターでは、一つは、17カ所に分散しておるということもございますが、いわゆる例えば分野横断的な研究会なんかを開催することにより、異なるいろんな各研究部の分野の研究員が緊密に連携して、横断的なプロジェクト研究を行うことができるようになったということで、結果として、研究内容のレベルアップにつながったのではないかと考えております。

 また、議員の御発言にありましたように、特許、品種登録等の知的財産が増加して、産業界に貢献できるようになったということ。それから、今年の2月ですけれども、いわゆる中央畜産会が主催いたします畜産大賞を受賞したということに見られますように、いわゆる全国的な評価を受ける成果も生み出せるようになったということ。

 それから、さらに、センターの創設当時に比べまして、いわゆる産学官の共同研究が活発になってきたということで、国等のいわゆる競争型研究プロジェクトの獲得を積極的に進めることによりまして、平成16年度には地域結集型共同研究事業でありますとか、都市エリア産学官連携促進事業など、金額的に約4億円の研究事業費の獲得に貢献したところでございます。

 一方、議員御指摘のありますように、センターの課題でございますが、いわゆるいろんな成果の普及、技術移転を行っていくために、関係部局との連携が不可欠であります。それで、連携のより一層の強化を望む声があることは、私どもも十分に認識いたしております。

 これまでも、関係部局とのいわゆる連絡調整会議でありますとか情報交換は頻繁に行ってまいりましたが、今後、より密接な連携の確保に努めてまいりたいと考えております。

 それから、2点目のお尋ねですが、いわゆる科学技術は産業を支える最大の武器だと思うが、産業政策として、例えば17年度、どのような視点で取り組んでいくのかというお尋ねでございます。

 国におきましては、科学技術基本法の中で科学技術というものは、いわゆる産業振興の切り札の一つとしてとらえております。私どもセンターにおいても、当然、開発した成果が産業振興の役に立てることは非常に大事なことであると認識しております。

 それで、来年度におきまして取り組む視点でございますが、一つは、産業振興部局との連携のもとに、競争力のある元気な地域産業の創出でありますとか、知的財産を大切にする環境づくりを目的といたしました(仮称)知的財産戦略のあり方を策定いたします。

 次に、例えば燃料電池などの先端的な新産業分野でありますとか、窯業など、地域産業の高付加価値を推進する事業にも積極的に取り組んでまいります。

 また、特に東紀州地域の資源を活用いたしました特産品の開発を、生産者、企業、高等教育機関との連携のもとに行い、熊野古道への集客に貢献できるような取組も行います。

 今後とも、御指摘のように、研究のための研究ではなく、産業界に直接役に立つ、そういう成果を生み出す研究開発並びに技術支援に取り組むとともに、科学技術の振興を通じまして、地域の課題解決でありますとか、三重の新しい力の創造に結びつくような取組を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

 〔教育長 安田 敏春君登壇〕

安田 敏春教育長

 教育の関係につきまして、順次お答えを申し上げます。

 まず、学力の状況は把握しているのかという御質問でございますけれども、本県におきましては、県内一斉に学力の定着状況を全国と比較するといったようなことは行っておりませんが、平成15年度におきましては八つの市町で、そして、本年度は16の市町村におきまして、市町村単位で全国的な学力調査を実施しております。

 その結果によりますと、ある市の結果でございますけれども、平成15年度に行った学力調査結果の全国との比較においては、小学校の国語、算数、そして、中学校の全教科では平均を上回っていたと。しかしながら、その一方で、小学校の算数と中学校の理科のうち、一部の単元では全国との比較で劣っていたと、こういった結果が出ているそうでございます。

 このように、市町村単位で全国との比較を行いまして、学力がついているところや、もう少し努力が必要なところを明らかにしまして、指導方法の工夫・改善に取り組んでいるという市町村がございます。教育委員会といたしましては、こうした市町村教育委員会や各学校の取組を引き続いて支援をしてまいりたいというふうに思っております。

 それから、次に、学力低下の原因あるいは対策といったことについての御質問でございますけれども、議員からもございましたように、先日のOECDなどが行いました国際的な学力調査の結果によりますと、日本の子供たちの学力は、世界的に見て上位にはあるものの、学ぶ意欲や学習習慣に課題があるというふうにされております。

 国におきましては、これらの調査結果を分析いたしまして、課題を詳細に明らかにした上で、これから具体的な改善の方向を取りまとめるというふうに聞いておりますので、この内容を十分参考にしながら県としても取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 ただ、教育委員会といたしましては、まずは基礎・基本の学力定着プログラムといたしまして、児童・生徒一人一人に応じたきめ細かく行き届いた少人数教育、これを推進することでありますとか、あるいは、この学力調査を活用する市町村への支援、そして教職員の指導力の向上など、こういったことに取組を行いまして、子供たちのまず学習意欲を高め、確かな学力の定着に努めてまいりたいと、このように考えております。

 それから、次に、学習についてもっと独自の取組を進めるべきではないかという御指摘でございますけれども、県内の各学校におきましては、いろいろと創意工夫を凝らした魅力ある授業づくりが行われているところでございます。

 例えば国語については、御提案の名作を暗唱するといった学習のほか、多くの学校では、子供に読解力をつけるため、朝の読書活動において地域の方の協力を得て名作を読み聞かせたり、1年間の読書計画を立て、それぞれ感想文を書くなどの取組も行われております。

 また、科学する心をはぐくむために、ロボット製作や化学実験を通しまして、子供たちが科学の楽しさを体験する授業を行うと、こういったことで、各学校において工夫あふれる取組が広がっているところでございます。

 教育委員会といたしましては、今後ともこのように特色ある教育活動を広く紹介したりしまして、各学校のすぐれた取組の成果でありますとか、こういったものを共有するための研修会を開催するなどいたしまして、市町村教育委員会とともに協働して学校の取組を支援していきたいというふうに思っております。

 それから、最後には、指導方法の工夫改善についてでございますけれど、子供たちが確かな学力を身につけるためには、まずはわかりやすく、楽しい授業を行うことが大切でございますけれども、さらに、一人一人の学力の定着状況に応じまして指導方法の工夫改善を行うといった、指導と評価の一体化を図ることが必要でございます。こうしたことから、学力調査の結果をもとに、子供たちがつまずきやすい分野を明らかにして、指導方法の検証を行い、改善を図ったりしております。

 このほか、教育委員会におきましては、各学校で行っております習熟度別学習でありますとか、発展的な学習、補充的な学習、こういった取組について、研修会等を通じましてその成果を広く情報提供するなどいたしまして、市町村教育委員会とともに各学校での取組を支援しているところでございます。

 以上でございます。

 〔田中 俊行君登壇〕

田中 俊行

 ありがとうございました。

 まず、科学技術振興センターにつきましては、石川理事の方から御答弁いただきましたが、以前、私はよく、研究のための研究が多くて、実際に産業振興に役立たない研究が多いということも聞いておりましたけれども、最近、地域の産業のために資するという、そういう意識が大分センターの研究員の方に浸透してきて、各地域の産業界の方々にも意見を聞きますと、産業の振興のためにという、その視点で最近は研究していただいていると、そういう声を聞くようになりました。

 その点で、石川理事初め関係各位の御努力に敬意を表しておきたいというふうに思います。今後も、一元化のメリットを最大限に生かしながら、積極的な取組をぜひお願いしておきたいと思います。

 それから、自動車リサイクル法の影響についてですけれども、県土整備部長の方から調整区域での建屋の対応の問題について、四つの基準要件を満たせば、調整区域における建屋の設置も可能になるという答弁をいただきました。そのこともあわせて、困っておられる中小零細の業者の皆さんに対して、親身になって相談に乗っていただくように、それぞれの担当部局に対してお願いをしておきたいと、こんなふうに思います。

 最後に、教育の問題ですけれども、教育長の方からは、きめ細かい指導を可能にする少人数教育という話が出ました。これはもちろん大変重要な課題でありますし、厳しい財政状況の中から毎年少しずつでも前進をしていただければと、こんなふうに私も思っております。

 そのことと同時に、前段で申し上げた学習意欲の動機づけということも大変私は重要だというふうに思っております。職業観の育成・醸成ということも含めて、新年度から学習意欲の動機づけということをひとつ真剣に検討していただいて、取り組んでいただくことを要望しておきたいというふうに思います。

 本来なら、もう少し教育の問題について議論をしたかったところですけれども、もう時間になってしまいましたので、またそれは後日に譲るといたしまして、私の質問を閉じたいと思いますけれども、様々な県政の課題、今、山積をしております。予算、財政の制約という問題もありますけれども、この三重県が全国に名立たる一流県として飛躍できるように、関係の各県部局の皆さん方に改めて今後一層の御努力をお願いいたしまして、私の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)

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